木の性質を大事に、自由設計・和風建築を行います

木は人間と同じで、育った環境により性質が異なる生き物です。
日の当たるところ、日陰のところ、土の養分によっても、木の性質が変わってきます。その個性を活かし使用する場所を選ぶことが、住み心地の良い家づくりにつながります。

現在主流のプレカットは、オートメーションによって正確に木材を加工してくれます。しかし、縦横表裏関係なく切られるため、木の性質を活かしきれない場合があります。性質を活かすために大事なことは、木を見極めること。

木は生きています。

家を建てた後も、木材は呼吸をし続け伸縮します。それは、たった一本の木の使い方を間違えただけでも、年月を経れば不都合が生じるということ。私たちは「この木は右に曲がる」「この木は上向きになる」といった"木の言葉"を聞くことで、木の性質に合った使い方をします。この見極めはとても難しいことですが、家づくりの基本。基本を大事にすることが本当の家づくりだと考えています。